心が塞ぐ、気持ちが沈むことが多くなってきたら
心が塞いでしまうことが多くなってきた時、気持ちが沈むことが多くなってきた時は、何をどう考えようとしても・・・なかなかその心の状態から抜け出せなかったりします。
そういう時は本当に抜け道のない迷路に迷いこんだような気持ちになるもので・・・
今回はそんな時に何からはじめたらいいのかということについて、考えてみたいと思います。
心を鍛える一つの方法
最初に心が塞いだり、気持ちが落ち込むことが続くようになる原因はうつ病など心の病気が原因ということもありますので、その場合はどうか専門家に相談なさってください。
ここでは、そういったことを除いて、どうやって、その心が塞いだ状態から抜け出すか・・・ということについて僕なりに思っていることをご紹介させていただきたいと思います。
心と体というのはつながっていて、どちらもお互いに影響し合っているようです。
心が健康な時は、体も健康になったりします。
ストレスから様々な病気へと発展してゆくことがあります。これは心から始まって体に影響がでたわけですが・・・
反対に体もまた、心に対して強い影響力を持っていると思うんです。
「健全なる精神は健全なる身体に宿る」
・・・という言葉がありますが、体から心を健康にしてゆく、その塞がった心を解き放つと言いましょうか・・・そんなこともできると僕は思ってます。
あるスポーツ心理学の専門家が「心を鍛えるためにはどうしたらいいでしょうか?」・・・という問いに・・・
「体を鍛えることです」
・・・と答えていらっしゃいました。
心が塞がっている時、気持ちが落ち込んでなかなか抜け出せない時は、心のことは一旦忘れてしまって、体に目を向けることもできると思うんです。
例えば、体をもみほぐすことで・・・やわらかな心が戻ってくることもあるかも知れません。
心地よい香りをかぐことで・・・緊張した心が和らぐこともあります。
つまり、頭で考えることを一旦やめて、体で何かを感じることをはじめようとしてみるのもよいことだと思うんです。
体を動かすこともそのためにはとても効率がよい、効果のあることだと思います。
心が塞いでいる時は、心の中、もしくは頭の中に色々なものが一杯つまっていて、余裕がなくなっていて・・・だから、抜け出すための工夫すらできないことがあります。
そんな時は頭で考えてどうにか抜け出そうとすることより、まず、その心に一杯につまってしまっているものを取り払う必要があるのかも知れません。
そうやってその心を一杯にしていたものを取り払った時、本来の自分に戻れることがあります。そして思います、何故、あんな風に悩んでいたのだろう・・・と。
心が一杯になってしまった時は、本来の自分のようには考えたり、動いたりできなくなるものだと思うんです。だから、自分でもビックリするほど・・・些細なことで悩んだり、または怒ってみたり・・・そして、自己嫌悪と後悔を繰り返してみたり・・・
少し話がそれましたが・・・・その心につまっているものを取り払う時に、一番効果的なことが、体を使って何かを感じることだと思うんです。
そして、そのために一番効率がいいのが・・・ある程度の時間(20分から30分)、続けられる運動だと僕は思ってます。
その時、汗をかくことができたら良いかも知れません。
心につまっているものは、汗となって外へと流れ出てくれることがあります。だから、無理のない範囲で・・・汗をたくさんかく運動をすると、心は驚くほどリフレッシュできます。
ある方が毎朝歩く癖をつけたら、悩み癖もなくなりましたと・・・話してくださいました。
ウォーキングのように同じリズムで続ける運動をリズム運動と言いますが、このリズム運動は気分を大きく左右する神経伝達物質、セロトニンを活性化することが知られています。
このセロトニンが減ると、不安ですとか、イライラなどの感情が大きくなると言われています。
先程の歩くこと、軽くジョギングすること、泳ぐこと、自転車をこぐことはすべて同じリズムで続ける運動(リズム運動)ですので・・・塞がった心を改善するためにはとても効果があると思います。
ただその・・・心が塞がった時には、むしろ、体なんて動かす気にもなれないことが多いと思うんです。
だけど、思い切って自分の気持ちを楽にするために、できることから体を動かすことをはじめてみた時に、何かが大きく変わってゆくことがあります。