同じことで悩み続けて抜け道が見つからない時は
ずっと同じことを堂々巡りのように悩み続けてしまったりすることがあります。気づくと毎回そのことで悩んでいて、落ち込んだり、クヨクヨしたり、むなしくなったり・・。
それは小さな悩みだったり、大きな悩みだったりします。
考えてみれば限られた時間しかない人生なのに、その時間を思い悩むことに使い続けるなんて、勿体ないことなのかも知れません・・。
だけどやめられない。
堂々巡りになると抜け出せなかったりします。
人は考え方をパターン化してしまう
何故堂々巡りになるのだろうと思った時、それはきっと同じようなパターンで同じような考え方でそのことについて考えているから・・・なんだと思ったんです。
以前に考え方の癖を変える方法・・・という記事を書かせていただきましたが、人には考え方の癖のようなものがあるようです。
それはパターン化されていて、自動的にそのパターンで考えるので・・・結局いつも同じようなことで思い悩んで、気持ちが晴れなかったりします。
抜け道が見えないような大きな悩みにはまってしまうことがあります。
何をどう考えても、気持ちが晴れることがない。
でもそれは抜け道がないのではなくて、同じパターンでしか、つまり、同じような方向からしかその問題を考えていないから・・・なのかも知れません。
何かが起きます。
そのことで(全く同じことで)思い悩む二人がいたとします。
でも、同じタイミングで思い悩みはじめたとしても、その悩みから抜け出すタイミングはきっと全く違います。
その悩みから抜け出すタイミングの違いは、悩みそのものではなくて、その二人がその悩みをどのような方向からどのように考えたか・・・それが大きな違いなのだと思うんです。
だとしたら、ずっと同じことで思い悩んでいる時は、その悩みそのものが原因というよりも、自分の考え方に問題があることになります。
もっと言うと、同じパターンで考えているから堂々巡りになるのだと思うんです。そうではなくて、少し違う角度から考えてみるだけで・・・それはもしかしたら、問題ではなくなるかも・・知れません。
日常の中に非日常を取り入れる
少し違う角度から考えてみるだけで・・・でもそれが難しかったりします。
ところで、人は新しい刺激にワクワクすることもありますが、それが続くと大きなストレスになります。
だから、物事に慣れようとする性質がありますし、その過程で何かをパターン化したりします。
人の暮らしも案外同じようなことを繰り返していたりします。
この時間にお風呂にはいって、ビールを飲んで夕食を食べて・・・とか。
そのように同じことの繰り返し、ある一定のパターンの中で生活して、物事を考えると・・・どうしても考え方そのものも同じようなパターンで固定されてゆきます。
その考え方を案外簡単に変えられる方法の1つが非日常の中に自分を置いてみる・・・ということなのかも知れません。
僕の一番のおすすめは旅です。
旅と言っても泊まりとかではなくても日帰りだったり、それは例えば、隣町までのドライブだったり、普段はいかないような場所、例えば、森林の中を歩いたりすることでもいいと思うんです。
見知らぬ土地という非日常の中でその堂々巡りをしていたことについて考えてみます・・・すると、少し感じ方が変わったりします。
もしかしたら、人は日常のパターンを崩してみた時に、同じようなパターンで物事を考えることもできなくなるのかも知れません。
そう思ったら、自分の日常の中に意図的に非日常を取り入れることで、今までとは少し違う角度から物事を考えられるようになるかも知れません。
大自然の中に行ったりすると、あぁ、自分はなんてちっぽけなことで悩んでいたのだろうと・・・思うことがあります。
それは、それまでとは全く違う角度からその悩みについて考えられた証拠で。
今、心がふさがってきたと感じた時ほど、旅に行こう、もしくは普段はいかない場所に行こうと思えます。それは以前とはまるで反対で。
非日常の中に自分を置いてみることで、それまでの自分にはなかった考え方がふっと手に入ったり、いつもの同じことの繰り返しの日常の中に実は小さな幸せのようなものがいたるところにあったことに気づけたりします。
だから、僕は旅が好きです。