人間関係で悩む僕を変えた4つの考え方
以前の僕は人間関係が苦手でした。些細なことで落ち込んだり、傷ついたり、人や自分にガッカリしてみたり・・そんなことを繰り返していました。
ただ、今は人間関係で悩むことが以前と比べると少なくなりました。
圧倒的に・・・少なくなったんです。
僕はある時、それまでの自分の考え方を少し変えてみようと思ったんです。考え方を変えてみる・・・何だか当たり前のことのように聞えてしまうかも知れませんが、以前の僕にはそういう発想はありませんでした。
そうやって考え方を変えようと思ってやってきて、いつも思うようになった4つのことをここにまとめてみたいと思います。
1.相手は変わらない、自分が変わる
人間関係で悩む時、人が必ずやっていることがいくつかあって、その1つが相手を変えようとしている・・・ということなのかも知れません。
人間関係で摩擦が起きる時は、お互いが自分が正しいと思っていて、お互いが相手が間違っていると思っていて、そうじゃない、こういうことなんだ・・・と相手にわからせようとしていたりすると思うんです。
それはつまり相手を変えようとしている・・・ということでもあって。
僕は考え方を変えて、逆から考えてみたら、つまり、相手を変えようとしなければ・・・悩みもなくなるんじゃないか、少なくとも、今までのように人間関係で悩んでしまう自分を変えられるのではないか・・・と思うようになりました。
相手は変わらない。そう思い定めてしまった時に、じゃあ、自分はどうしようかな?と考えていたりします。
その時、自分はどうするか?と考えている時は、考えてはいるけど、もう悩んではいないわけで。
悩んでいたのは、どうにも変えることができない相手を変えようとしていたから・・・なのかも知れないと思いました。
相手は変わらない、だけど、自分を変えることはできるのかも知れない。少なくとも自分が変わろうとするかしないか、その意志は自分でコントロールできます。
自分を変えるなんていうと大袈裟ですが・・・考え方を変えてみるというのも自分を変えることになると思うんです。
考え方を変えてみた時、感じ方も変わったりします。
相手にわからせてやろう・・・そう思って思い悩んだり、苦しんでいたのに、相手は変わらない・・・と考え方を変えてみた時、気持ちが一気に楽になれたりします。
相手は変わらないけど、自分は、自分の考え方は変えることができるんだと思ったんです。
2.相手を諦めることは、相手を相手のまま認めること
相手を諦めるということが人間関係では大切なことなのかなと・・・思うようになりました。
相手を変えようとして悩んでいた頃・・・僕は相手を諦めるということをとても冷たいことのように感じていました。
でも、そうじゃない、何でわかってもらえないんだ、こういう考え方だってある・・・という風に相手をわからせよう、相手を変えようとしていた頃の僕は、見方を変えると、相手を否定して、相手を自分の思い通りにしたかっただけ・・・なのかも知れません。
勿論、相手を自分の思い通りにしたい・・・そんな風には自分の中では思ってはいなくても・・・結果的にはそうだったのかなと・・。
相手は変わらない・・・そう思うことは、相手を「諦める」ということなんだと思いました。
相手を諦める・・・ということはでも、相手を相手のまま、認めることでもあるのかなと思ったんです。
相手を諦めるなんて言うと、冷たいことだと思っていたけれど、それは1つの優しさなのかなと思うようになりました。
勿論、相手を諦める、相手を相手のまま認めようとすることは、相手を受け入れるということとは少し違って。
相手を相手のまま認めて、わからせようとしたり、それは違うと否定しようとしたり、自分の正しさを伝えようとはしないけど・・・相手を諦めてしまった上で、それを受け入れることもできるし、受け入れないこともできる・・・というか。
そういう人なんだ、そういう考え方をする人なんだと、相手を相手のまま認めてしまった上で(諦めてしまった上で)、受け入れてもいいし、受け入れなくてもいい。(お付き合いを続けてもいいし、お付き合いすることを休んでも、少し離れても、心の距離をとってもいい)
ただ少なくとも、相手にわかってもらいたいと思っていた頃の自分は苦しかったけど・・・相手を諦めるようになった自分は、すごく気持ちが楽に人とお付き合いができるようになったというか、それは今までになかった心の変化でした。
3.適度な距離感
人間関係のトラブルの主な原因は「距離」だったりするのかも知れません。
僕はついやり過ぎてしまう、近づき過ぎてしまう・・・そんなタイプでした。お節介でやってあげたいと思いすぎてしまうというか・・。
そうやって距離が近すぎて・・・トラブルになることが多かったのかも知れません。
「距離が近すぎる」からトラブルになるのは・・・遠くから見えなかったものでも、近づくとよく見えてきたりするから・・・なのかも知れません。
だからこそ・・・家族や親せきの悩みになるととても深いものになりがち・・なのかも知れません。
近づき過ぎると、色々なものを見せてしまうし、見てしまう。適度な距離があれば・・・相手のいいところだけを見て付き合ってゆけるのかなと・・・そんなことをある時から思うようになりました。
友達になったばかりの人といきなり険悪な関係になることは少ないのに、関係が近くなるとトラブルになることがあったりします。
つまり、ここまでならニコニコ笑ってお付き合いできる・・・というその二人にとっての適度な距離・・・というものがあるのかなと。
考えてみれば、ここまで書いてきたこと全部そうなのですが・・・適度な距離感なんて・・・やっぱり冷たいことだとずっと思ってきました。
だけど、今は、適度な距離を保つことは、相手のことを考えて相手を尊重することでもあるのではないかなと・・・思うようになりました。
4.相手の気持ちになる・・・わかっているのに何故難しい?
人に対してマイナスな感情をいだく時、人は必ず主観的に物事を考えているのではないかなと・・ある時、思いました。
自分の立場から見たり、考えたりしないと・・・相手にマイナスなこと、怒ったり、恨んだり、妬んだり、悲しくなったり・・・といった感情は持てないのかも知れません。
言いかえると、相手の立場になると・・・あまりマイナスな感情を持ち続けることはできないのかも知れません。
相手が連絡もなにもしてくれなくなった・・・そんなことに悲しい気持ちになることもできますが、相手の気持ちや立場になって、忙しいのかな、仕事も大変だろうな・・・そう思った途端に、悲しみはどこかに消えていったりします。
ただ、相手の立場になっただけなのに・・・こんなに気持ちって変わるんだといつも思います。
だけど・・、人は主観的に物事を見るように、考えるようにできているのかも知れません。
考えてみれば・・・主観的に物事を見ないとやっていけないことばかりです。車を運転していて、隣の車の運転手の立場で物事を考えていたら、危険です・・。。
主観的ではないと人は自分を守れないのだと思うんです。
だから、何も意識しないと主観的にしか見れない・・。
だから、相手の気持ちになる・・・ということはわかっていても、難しい・・。
相手の気持ちになるには、意識しないとできないし、意識しても、本当の意味で相手にはなれないために、想像力を思い切り働かせる必要があるから・・・大変で・・。
だけど、それが人間関係には一番大切なことだったりするのかも知れませんし、そうしようとすることで一番楽になれるのは自分だったりするのかなと・・・僕はよくそんなことを考えていたりします。