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人と比べてしまう、劣等感を捨てるには?

今日は人と比べてしまうことと劣等感について書いてみたいと思います。

人と比べてしまう・・・僕がそうでした。よく人と比べていました。何故比べていたのかというと、それは他人との比較の中に自分の価値のようなものを見出そうとしていたからかも、知れないです。

だけど、そんなことをやめてしまおうと、ある時思いました。

空を飛ぶ鳥を見て劣等感を感じる人はいない

空を自由に飛ぶ鳥を見て、劣等感を感じたりする人はいないと思うんです。

誰も鳥と自分を比較して自分は空を飛べないなんてダメな人間だ・・・とは思わない。それは空を飛べない自分と飛べる鳥とを比べていないから、鳥と自分を完全に区別しているからで・・。

そう思ったら人と自分を区別して、比べたりしなければ、劣等感なんていうものは感じる必要もないもので・・。

それなのに、相手が人間になると途端に比較したくなったりします。

でも相手は同じ人間ではあっても、鳥と同じように自分とは全く違った存在・・・なのかも知れません。

人は誰も持って生まれたものがあって、それはそれぞれ違っていて。足が速い人もいれば、肩が強い人、計算が速い人、背が高い人、力が強い人・・・誰もが何かを与えられているけれど、与えられるものは人によって違うようです。

ただ、中には多くのものを与えられているような人もいて。

だけど、多くを与えられている人はその与えられたものによって引き受けなければならない宿命も多く背負っているようです。

人が持っていないようなものを多く持っていたりする人は案外孤独だったりします。わかってもらえない、共感してもらえないから・・です。

この世は妬み、そねみ、ひがみでできている・・・・美輪明宏さんがおっしゃっていたことですが、多くを持っているほどに嫌われることもあって、そんなことで辛く、寂しい思いをされている方もいらっしゃいます・・。

与えられたものと与えられなかったものがある・・。

その2つを考えた時、与えられなかったものをみると自分が苦しくなって、生きるのが楽しくなくなって・・。だけど、与えられたものを見ようとした時に、道が開けたりする。

自分に与えられなかったものを探そうとすると、輝きがなくなって、自分が与えられたものを見ようとした時、それはその人の魅力になってキラキラと輝いて見えたりします。

自分に与えられなかったものはこの人生では不要なもの

自分にはなくて、他人にはあるもの、そんなものが羨ましいと思ってしまうことがあります。

だけどちょっと不思議な話(おかしな話?)をしてもいいですか?

僕はある時に自分に与えられなかったものというのは、この人生では必要のないものなのではないかと・・・そんな風に思うようになりました。

それがない・・・ということに意味があるというか。

そこに神様がいるなら・・・与えられたもので輝いてみなさいとそうおっしゃっているのではないかなと・・。

これは全部夢物語だと思っていただきたいのですが、もし全部を与えられて生まれてきたら・・・僕は何も向上心も持たなければ、自分を磨こうともしないし、自分を省みたりしなかったかも・・・知れません。

全部あるのですから。全部持っていて、誰にも劣っていないわけで。

だから、挫折することもないし、何でもどんなものでも人でも、全部手に入って、失うという悲しさも知らなかったかも知れませんし、持っていないからこそ・・・辛い思いをするからこそ、感じることができるような人の悲しみのようなものも知らなければ、何かを手にする喜びも・・・一生理解しないまま・・・死んでゆくかも知れません。

100%満たされてすべて手に入る世界は不幸がない世界だと思うんです。

だけど、それは幸せがない世界でもあるのかも知れません。どんなに美味しい料理を食べても、お腹が一杯の時はそれを美味しい!とは思えない・・。

限られたものだけを与えてもらったのは理由があるはずだと・・・思うんです。

そう思ったら、与えられなかったものは自分のこの人生では、もしかしたら不要なものなのかも知れないと。

そして、自分は与えられたものに目を向けることができるかどうか、与えられたものを輝かせることができるかどうかをもしかしたら、試されているのではないかな・・・と。

自分は自分のままでいい。自分にしかできないことがある

すごくキラキラと輝いている人達がいます。

そういう人達に話を聞いたり、そういう人が書かれている本を読んでいるとある共通点のようなものが浮かび上がってくるんです。

それは何かというと、そういう方々は「自分は自分のままでいい」と思われている・・・ということで。

それは自分は優れている・・・と思うことでも、自分には欠点がないと思うことでもなくて、自分には欠点もあるけれど、それも含めて自分は自分のままでいいと・・・そう思われていて。

自分の欠点を笑って受け入れている方だからこそ・・・輝いて見えるのでしょうか・・?そういう人は何故かとても魅力的に見えます。

欠点がなくすべてにおいて優れている人がいたら、完璧には見えても、魅力的にはもしかしたら見えないかも・・・知れません。

持っていないものがある、できないことがある、失ったものがある、だけど、そんな自分を受け入れている人はすごく素敵に見えたりします。

持っていないからこそ、できないことがあるからこそ、失ったものがあるからこそ・・・・その人にしかできないものがあるのではないかなと・・。

そういうことを思った時に僕は僕のままでいいかなと・・・こんな自分でも自分にしかできないことがあるんじゃないかなと・・・そう思えてきたんです。